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HOUSE VISION レポート

東京、お台場で開催中のハウスビジョンに行ってきました。 仮想の「家」を実寸大で展示し、日本の未来を考えていこうという、提案型展覧会。 先日建築界のノーベル賞と言われる米プリツカー賞を受賞された「伊東豊雄」さんをはじめとした有名な建築家のほか、建築とは無関係かと思われるような企業やメーカーがコラボして、色々な試みを展示しています。 内と外の繋がり方、過去から学ぶ未来の暮らし方、エネルギー環境、移動手 […]

北欧モダン住宅(19)

今回は、北欧にはたぶん無いであろう「縁側」について。 昔の日本の住宅ではあたり前にあった縁側(広縁)ですが、最近の新築住宅ではかなり少なくなっています。 そもそも何のためにあるのかと言えば、昔アルミサッシなど無かった頃に、障子の雨がかりを防ぐために、屋根の被りを深くしたい所から始まっていると思いますが、それを廊下と兼用にしたり、農作物を干したり、玄関の代わりに出入り口にしたりと、たくさんの用途を担 […]

北欧モダン住宅(18)

北欧の街並みのイメージ、三角屋根に板張りや塗り壁の外壁と木製サッシ。 私自身はあまりカントリー調なのは好まないので、コンセプトにも「モダン」を付けて、もう少しシンプルで落ち着いたダーク系の色合いや、形もキュービックなものを勧めてしまったりしますが、デザインの好みは人それぞれで良いとして、今回はその素材について考えます。 外壁材として最も多く使われるのが、窯業系サイディングという材料です。色柄も豊富 […]

北欧モダン住宅(17)

前回、トップライトを通風に利用してエコ、みたいな話をしましたが、今回もトップライトの続きです。 家の防犯対策を考えたとき、まず何を思い浮かべるでしょうか? すぐに思いつくのは、やはり出入り口になる玄関ドアのピッキング対策や、窓に格子を付ける、窓ガラスを防犯ガラスに変えるなどですね。空き巣の侵入手段の割合を見ると、 図のように、ガラス破りがトップ、次いで鍵のかけ忘れなどの無締り、施錠開けと続きます。 […]

北欧モダン住宅(16)

トップライト(天窓)は北欧の住宅でも良く使われているそうです。小さな面積でも最大限の採光を得られるトップライトは、北欧の暗く長い冬季をできるだけ明るく過ごすためには最適の建材だったのでしょう。壁の窓とトップライトを比べると、約3倍トップライトのほうが明るく、建築基準法の採光計算でも3倍の係数が認められます。 つまり、同じ明るさを得るための窓面積がトップライトなら1/3で良い計算になります。 家の断 […]

北欧モダン住宅(15)

住宅の屋根の役割は、当たり前ですが、雨風から家を守ることです。その他には、建物の外観、デザインに大きく影響します。最近の屋根の用途としてのトレンドはやはり太陽光発電システムでしょうか。私もお客様には、太陽光発電システムの採用を強く推奨する一人ですが、太陽光のお話は後日ゆっくりするとして、今回は屋根を床として使うお話をしたいと思います。 (防水メーカーの画像を勝手に使っています。転載不可の場合は削除 […]

北欧モダン住宅(14)

北欧の住宅というか、欧米の住宅のイメージとして、吹き抜けのある広ーいリビングを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? しかし日本では「暖房の熱が逃げてしまう」とか「どうせ作るなら収納にでもしたい」などの理由から吹き抜けを嫌う方が多いのも事実だと思います。理由ははっきりしていますし、そう考えても当然だと思います。ただこれは、吹き抜けを計画する時に、見た目以外の機能を持たせていないからではないかと […]

北欧モダン住宅(13)

前回、SE構法の接合部が堅牢で、木質ラーメン構造ができるというお話をしました。そしてこのラーメン構造を利用して住宅を設計した時にどんなメリットがあるか それはまず、下図のように、構造に必要な出っ張りを最小限にできること。 当然室内の空間は広くとれるし、外壁面の場合は間口いっぱいの大きな窓がつくれます。 そして、新築時に細かく間仕切りしたとしても、構造に関係ない壁として設計すれば、将来の間取り変更も […]

北欧モダン住宅(12)

鉄筋コンクリート造と鉄骨造について、前2回にわたって書かせて頂きましたが、では、SE構法は?というところを今回から考えていきます。 弊社ホームページのSE構法ページを見て頂くと、技術的なことはだいたいわかるように説明してあるつもりですが、その耐震性と、構造計算による検証を、住宅に取り入れたときに、ただ強いとか、ただ安全とかではなく、SE構法でしか出来ないことや、SE構法ならではのメリットがないと、 […]

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