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北欧モダン住宅(14)

北欧の住宅というか、欧米の住宅のイメージとして、吹き抜けのある広ーいリビングを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? しかし日本では「暖房の熱が逃げてしまう」とか「どうせ作るなら収納にでもしたい」などの理由から吹き抜けを嫌う方が多いのも事実だと思います。理由ははっきりしていますし、そう考えても当然だと思います。ただこれは、吹き抜けを計画する時に、見た目以外の機能を持たせていないからではないかと […]

北欧モダン住宅(13)

前回、SE構法の接合部が堅牢で、木質ラーメン構造ができるというお話をしました。そしてこのラーメン構造を利用して住宅を設計した時にどんなメリットがあるか それはまず、下図のように、構造に必要な出っ張りを最小限にできること。 当然室内の空間は広くとれるし、外壁面の場合は間口いっぱいの大きな窓がつくれます。 そして、新築時に細かく間仕切りしたとしても、構造に関係ない壁として設計すれば、将来の間取り変更も […]

北欧モダン住宅(12)

鉄筋コンクリート造と鉄骨造について、前2回にわたって書かせて頂きましたが、では、SE構法は?というところを今回から考えていきます。 弊社ホームページのSE構法ページを見て頂くと、技術的なことはだいたいわかるように説明してあるつもりですが、その耐震性と、構造計算による検証を、住宅に取り入れたときに、ただ強いとか、ただ安全とかではなく、SE構法でしか出来ないことや、SE構法ならではのメリットがないと、 […]

北欧モダン住宅(11)

前回はRC造(鉄筋コンクリート造)についてでしたが、今回はS造(鉄骨造)のお話 S造は、住宅や店舗など小規模なものから、超高層ビルまで、広く採用されている構造です。RC造に比べて軽いことと、構造計算に合わせて材料(鉄骨)を製造できるので、高層建築や大空間建築に向いている。 錆が出ないように気を付けてメンテナンスしていけば、耐久性は高い。エッフェル塔は鉄骨剥き出しで既に築造後100年以上になる。 地 […]

北欧モダン住宅(10)

前回に続き、北欧と関係ない構造のお話。 RC造(鉄筋コンクリート造)についてですが、マンションや公共建築物など、大規模で一定の強度と耐久性が必要な場合に採用されることが多い構造です。 他の構造と比べて耐久性は高いといえます。圧縮力に強いコンクリートは引張力に対しては弱いので、内部に鉄筋を入れて引張強度を補強し、構造体として成り立つようにしています。また、せん断力に対しても鉄筋の粘りが大きな力を発揮 […]

  • 2013.02.08

北欧モダン住宅(9)

今回は、北欧とは関係ないですが、構造のお話です。 家を建てようと思った時に、まずどこに建築を依頼するか決めないといけませんが、お知り合いの業者さんや、お気に入りのハウスメーカーでもない限り、どこに頼んだらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?。住宅展示場へ行っても、どこもそれなりに良さそうだし、価格を考えるとローコスト系も気になる。 ハウスメーカーや、ローコスト系住宅を酷評するコメントは […]

  • 2013.02.05

北欧モダン住宅(8)

北欧の住宅の断熱性能は日本のそれと比べて高いと言われます。 日本よりもかなり気温が低いため、それに合った性能ということでしょう。 その性能をそのままこの温暖な名古屋地域に持ってくる必要があるかは疑問ですが、それでも冬はそれなりに寒く、逆に夏は北欧諸国とは比べ物にならないくらい暑い。 では、どの程度の断熱性能ならOKか? 断熱性能が高いほうが、冷暖房費は抑えられるし、室内の温度変化が少ないから快適だ […]

  • 2013.02.01

北欧モダン住宅(7)

日本でも人気の高い北欧デザインのほんの一部ご紹介。   ■アルヴァ・アアルトデザインの花瓶Aalto Vase「Iittala/フィンランド」         ■ポール・ヘニングセンのペンダントライトPH50「Louis Poulsen/デンマーク」               […]

  • 2013.01.29

北欧モダン住宅(6)

北欧の建築家が独自の建築様式に特化して設計していたわけではなく、 同年代に世界で活躍した建築家、ミース、イームズ、ライトなどと少なからず影響しあっていた。 良いものは自身の設計にも取り入れて、より良いものにしよと考えるのは自然な行為だと思う。 そんな中で日本の建築文化に影響を受けた建築家も多いらしく、 1935年ストックホルムの国立民族博物館に建てられた茶室建築「瑞暉邸」(ずいきてい) を訪れて日 […]

  • 2013.01.25

北欧モダン住宅(5)

  北欧雑貨や家具などのインテリアデザインに共通して感じることは、 シンプルで洗練されたフォルムや、機能的で上質というイメージではないでしょうか? 過剰な装飾や多機能なものは、その時目を引くものであっても、いずれ飽きがくるし 旬を過ぎた流行り物は隅に追いやられ、その後廃棄の道をたどる。 なんだか日本の住宅事情のような・・・。 機能を絞って本当に使いやすいもの、長年愛用しても飽きのこないシ […]

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