北欧の住宅の断熱性能は日本のそれと比べて高いと言われます。
日本よりもかなり気温が低いため、それに合った性能ということでしょう。
その性能をそのままこの温暖な名古屋地域に持ってくる必要があるかは疑問ですが、それでも冬はそれなりに寒く、逆に夏は北欧諸国とは比べ物にならないくらい暑い。
では、どの程度の断熱性能ならOKか?
断熱性能が高いほうが、冷暖房費は抑えられるし、室内の温度変化が少ないから快適だろうけど、その断熱工事にかかる費用が馬鹿にならない。
お金をかければいくらでも断熱性能を上げることは可能だけど、必要以上に上げても、ただの無駄遣い。
要は費用対効果の問題で、まあまあ納得できるエコ性能、まあまあ納得できる快適性、まあまあお値打ちに、というバランスが一番大事だと思います。
その、まあまあ納得できるレベルをどのあたりに設定するかが次の問題になってくるのですが、長期優良住宅などの基準にもなっている、平成21年改正省エネ法(次世代省エネルギー基準・等級4)がちょうど良い、費用対効果の高い基準じゃないかと思います。
当初この基準の断熱性能は割高と言われていましたが、最近では採用するビルダーも増えてきたため、材料も比較的お値打ちに入るようになりました。
カーサ・エムプラス株式会社でも、次世代省エネ基準・等級4、相当の断熱性能を標準仕様としています。