木造住宅の場合、1階の床を地面から少し上げないといけないので、玄関ポーチが階段状になる場合が多いです。
その時にポーチの仕上材として、タイルや石、レンガなどが使われるんですが、お客様と打合せさせて頂くと、最初はイメージしづらいみたいですね。
ご自身で考えてみてもらうとわかると思いますが、他人の家のポーチの仕上がどんな色か?タイル?石?洗い出し?と、ほぼわからないんじゃないでしょうか。
どこの家に行っても必ず通るはずのアプローチの仕上なんですが、ほとんど記憶に残っていない、だからイメージしづらいんですね。
かと言って、他人が見て気が付かない所だからどうでも良いわけではなく、みなさん良く考えて、外観に違和感がないように選んでいるから、来客に対しても嫌なインパクトを与えず、あまり記憶に残らなかったんじゃないでしょうか?
その逆だったとしたら、その家のイメージは、ポーチのタイルだけ鮮明に覚えられていたかもしれません(^_^;)
玄関先の床ですから、どうしたって来客からは見られる所。
あまり記憶に残らないけど、外観全体の“たたずまい”には少なからず影響して、「あ、この外観は、なんとなく良いねえ。」と言われる味付けの一つになると思います。
デザインと聞くと、少し奇抜で、一風変わったもののほうが、華やかで目立つかもしれませんが、シンプルで主張しすぎないけど「なんとなく良いねえ。」というデザインのほうが私は好きです。女性のお化粧にも通ずる・・・かな?