北欧は緯度が高いので、夏季は昼が極端に長く、逆に冬季は夜が極端に長い。
オーロラが発生するラップランド地方などでは、夏に白夜、冬には極夜(太陽が昇らない)になる。
冬季の日照時間が少ないことが原因で、季節うつ病になってしまう例も多いらしい。
その代わりというか、春が過ぎ、夏を迎えれば、じめじめ猛暑の日本と違って、
からっとした爽やかな気候になり、大自然の恩恵を十二分に堪能できる。
そんな陰と陽を併せ持った自然環境をどう暮らすか、
それが北欧の家づくりにつながる大きなテーマだと思う。
つづく
↑ノルウェーの建築家「スヴェレ・フェーン」設計、シュライナー邸