塗り壁の風合い
外壁でも内壁でも塗り壁という仕上はよく使われます。
しかし最近では少なくなってきたというのも事実です。
少なくなってきた理由としては、工期が多少長くなる事や、費用が少し高くなる事、クラックなどひび割れによる美観の低下を嫌ってなどが考えられます。
なので最近では、外壁は化粧サイディング張り、内壁ではビニールクロス貼りが多くなってきました。
それはそれで悪いとは思いませんし、サイディングやクロスにも良い柄はたくさんあります。
でもやっぱり手仕事の風合いや質感を思うと、それは何物にも代えがたい価値だと思います。
塗り壁をする時に、昔はラスモルタル下地に仕上塗りなどが一般的(今でもあります。)が、耐震診断や耐震補強を勉強している人にはわかると思いますが、古くなるとメタルラスの錆びなどが原因で剥がれ落ちる危険がありお勧めできません。
補足として、そういった危険を排除できる対策を講じればやってもOKだと思いますが・・・。
最近では外壁で塗り壁をする場合、下のようなサイディング下地で目地処理をして仕上塗りをするのが一般的と言っていいでしょう。
KMEWのほか、ニチハやATにも同等の工法がありますが、どれも普通に施工していれば、脱落・剥離の心配はほとんどありませんから、安心して高所にも使えますし、仕上は左官工事なので手仕事の風合いが表現できます。
化粧サイディングがどうしても建売りっぽく見えてしまう方には是非塗り壁をお薦めしたいです(^^)/
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