北欧モダン住宅(91)

無垢フローリングの樹種(つづき)

今回は「オーク」を取り上げてみました。

オークはナラ(楢)の仲間で、日本では通常ミズナラを指しますが、輸入材でホワイトオークなども含めて総称オークと言われます。

オスモフローリング oak000

硬い広葉樹でキズが付きにくく、木目がはっきりしていて重厚感があるので、フローリング材としてだけでなく、家具や内装材としても広く使われます。

質感や色調から、洋風建築に限らず和風にも合わせやすい材種。

オスモフローリング oak001

ヨーロッパなどでオークを構造材として使う事もあるようですが、日本で構造材に使う事はほとんどありません。

オスモフローリング oak002

オークで気を付けたい事として“虫害”が挙げられます。

ラワン・ケヤキ・タケなど多くの樹種にキクイムシの被害がありますが、オークもその一つとして知られています。

設計者や建築業者側は、その事をお施主様に説明した上で採用する必要がありますが、一般のお施主様はあまり神経質になり過ぎず、木目や質感重視でご採用頂ければ良いと思います。

知識として虫害の可能性がある事を知っておく必要はありますが、万が一キクイムシに侵入されても、早期発見して駆除すれば、甚大な被害にならずに済むと思います。

もっと言えば、シート貼りの新建材でも心材の合板にキクイムシが巣食う事があるので、どこの家でも常に気を付けておくべき事なのです。細かい木屑と1mmほどの穴を見つけたらすぐに業者に連絡しましょう。

虫害について色々書いた後ではありますが、それでも私はオークの質感が大好きです(*^_^*)

※画像は「オスモフローリング」を使用しています。

 

 

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