トップライト(天窓)を付ける理由は?
ご自宅にトップライトが設置してある方は実感があると思いますが、単純にとても明るいです。
でもトップライトを設置してある家にお住いの方で、トップライトに対してあまり良いイメージを持っていない方がいる事も事実として考えなければなりません。
例えば、以前雨漏りの原因になった。とか、冬場に雨漏りかと思ったら、ひどい結露で水滴が落ちていた。とか、夏場暑くてどうしようもない。とか・・・
このうち、雨漏りに関しては、トップライト本体の製品的欠陥であったり、施工の不備が原因と思われますが、新しい製品はかなり改善され、施工もしやすくなっていますので、これから新たに設置する場合は、ほとんど心配ないと思います。
そして、結露についても、トップライト本体の断熱性も上がって、以前に比べてかなり少なくなっています。
ただ、どんなに断熱性が高くなっても、室内を加湿しすぎたり、洗濯物の部屋干しなどで、室内湿度が高くなれば、どうしても結露が起きます。
対策として、部屋の換気や湿度調整が必要になりますが、これは暮らし方しだいで解決できる問題と言えるでしょう。
あとは夏場の暑さですが、これは設計上のミスか、説明不足が大きな原因だと思います。
しっかりした設計者なら、季節によって移り替わる太陽の角度から、トップライトに入る日差しはどうか、風通しはどうかなど、いろいろと考えて設置します。
真夏に日差しが入るようなトップライトを付ける場合は、その事をお施主様に説明して、日除けの対策をするなどしないといけません。
ちゃんと設計されたトップライトは、明るさはもちろん、冬の暖かい日差しを取り込んだり、夏の通風に利用したりと、それぞれ機能的な位置に設置されているものです。
無理やり設計にねじ込む物でもないですが、空からの自然光って気持ち良いですし、うまく使えばこんなに快適で機能的なものは無いと思います。
後付け工事が困難な部分なので、新築では積極的に取り入れていきたいですね(^^)/
※画像は日本ベルックス株式会社のWEBページより転載しています。
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