北欧モダン住宅(66)

先進国の暖房事情を調べてみると、他国に比べて冬の日本の家は寒いという内容がたくさん飛び込んできます。

気温は日本のほうが比較的暖かいのに、建物内が寒くて不快だと言うのです。

日本国内でも、東北や北海道の人が、関東以南のほうが寒いと感じるというのも、よく聞く話。

北欧諸国など、比較的寒冷な国では、地域暖房網やセントラルヒーティングなどのインフラが整備され、24時間暖房で快適な温度を保っている所も多いそうです。これなら個別の家計を圧迫することなく、みんなが快適に暮らせる良い制度ですね。

確かに、ここ名古屋でも冬になれば寒いので、24時間暖房していれば快適になるのかもしれませんが、暖房インフラなど全くないので、それは各家庭で独自にやるしかなく、ましてや昼間ほとんど誰も家にいない家庭で、ずぅっと暖房を入れておくのはもったいない、となってしまいます。

では、寒い冬を少しでも快適にする暖房は?と考えると、やはり「床暖房」ですかね?

陽だまり【出典:DAIKIN】

輻射熱で足元から身体全体をじんわりと温める床暖房は、部屋全体をムラなく暖めるのが大きな特徴。

温風暖房は手先や足先に冷たさを感じますが、床暖房は、足元や背中もぽかぽかと心地よく健康的な暖かさで、冷え性の方などにおすすめです。

sup40000_image_02 【出典:東邦ガス】

床暖房は理想的な「頭寒足熱」だから身体にやさしい

頭寒足熱 【出典:DAIKIN】

温風が出ない床暖房は、ホコリが舞いにくく、空気の乾燥も抑え、石油ストーブのように燃焼の臭いも発生しないので、室内環境は清潔です。

sup40000_image_09 【出典:東邦ガス】

燃焼系の暖房機は、どうしても水蒸気を発生するため、結露やカビの原因となりますが、床暖房ならそれがありません。

結露カビ

ガス温水式、電気ヒーター式、ヒートポンプ温水式など、熱源によるタイプ分けが出来ますが、イニシャルコストは一般的に電気ヒーター式が安く、ランニングコストはヒートポンプ温水式が安いと言われます。

それぞれの家で、選択メリットが分かれる所ですが、もともとガスを引いているお宅なら、ガス温水式も良いと思います。

弊社では、オール電化住宅を標準仕様としているので、電力契約のメリットやランニングコストを考えて、ヒートポンプ温水式床暖房をお勧めしています。

床に敷き込む床暖房パネルは、ガス温水式もヒートポンプ温水式も共通なので、リフォームで熱源だけをヒートポンプ式に変えることも簡単にできます。

太陽光発電システムを導入するついでに、ガスをやめてオール電化に切り替える場合も、床暖房パネルはそのまま再利用できますよ(^^)/

お問い合わせは

 

ブログカテゴリの最新記事