北欧モダン住宅(54)

北欧モダン住宅(54)

北欧住宅で窓の主流は、木製サッシだそうです。

理由はいろいろありますが、やはり断熱性の高さが最大の理由だと思います。

みなさんご存知のように、日本の窓と言えば、ほとんどがアルミサッシで、冬になれば結露するのが当たり前でした。

最近はエコ住宅の流れもあって、アルミサッシの断熱性能も上がってきましたが、アルミが冷えやすい事に変わりはないので、100%結露しないようにするのは難しいそうです。

ガラス部分は、ペアガラスや、Low-Eペアガラスで、以前より格段に断熱性が良くなっているので、家全体の熱損失比率から見ても、窓のアルミ部分が、かなりネックになっていると言えます。

そこで、日本の大手サッシメーカーが近頃、販売に力を入れているのが、オール樹脂サッシ。アルミに比べて断熱性能の高い樹脂をフレームに使っていて、窓の性能を上げ、結露も軽減できます。

しかし、ここでまた問題?なのは、防火認定が取れていない事(-_-;) 防火指定の無い地域にお住いの方には問題ない事ですが、この名古屋市内では、ほとんどが準防火地域なので、ほぼ使えません。

サッシ界の名古屋飛ばし!

と思ったが、そうじゃない、都市部は防火指定が多いから、東京も大阪も、使えない所は多い。

以前サッシメーカーに、「その辺どう考えて開発してんの?」と聞くと、全国の住宅で考えたら、非防火地域の戸数のほうが多いとか。

しかも、よく考えてみれば、どうしても樹脂サッシを使いたい寒冷地と言えば、北陸、東北、北海道と、やはり大都市の割合が少なそう。

そんな中で、今日、吹上で行われている、建築総合展(毎年10月に開催されています)に行ったら、防火認定の樹脂サッシがあったので、ご紹介します。

縦滑り出し 滑り出し

モンタージュという商品で、クレトイシ株式会社という、研削砥石のメーカーさんが扱っています。

カタログの情報では、もともと北米生まれのサッシで、クレトイシが提携して、日本向けに進化させたという事らしい。

これを採用するかどうかは別としても、性能の良いものが選択肢の一つに入ることは、喜ばしい事です。

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