古い住宅の基礎に、こんな穴が開いていたのをご存知でしょうか?
ネコちゃんやネズミの侵入用に開けてあるわけではなく、床下を換気するためにある換気口です。
この穴は、一部のハウスメーカーを除いて、今ではほとんど無くなって、パッキン材と言うものが使われています。
基礎と土台の間にパッキン材を入れて、その隙間で換気する工法で、いろんなメリットがあるのでご紹介します。
■木材を基礎コンクリートと絶縁
■換気効率アップ
■土台下のイメージ
上記の他、基礎の途中に穴を開けることで、当然基礎の強度は低下し、耐震性も悪くなりますので、穴が無いに越したことはありません。
そもそも床下換気はなぜ必要かと言うと、一番は上記にあるような、木材を湿気から保護して、シロアリの発生を防ぐためですが、実は断熱性能にも大きく影響するんです。
床下の断熱材が湿気を吸って、本来の性能を発揮できなかったり、冬には湿った空気が冷えることで、室内の底冷えの原因になります。
たまに壁際に、物置やプランターなどを隙間なくたくさん置いている家を見かけますが、建物の寿命を縮めるだけじゃなく、普段の快適性も損なっているので注意しましょう。
もう置いてしまっている方は、壁から少し離して置き直せば、かなり改善されると思いますよ(^_^)/