北欧モダン住宅(42)

北欧モダン住宅(42)

古い住宅の基礎に、こんな穴が開いていたのをご存知でしょうか?

床下換気口

ネコちゃんやネズミの侵入用に開けてあるわけではなく、床下を換気するためにある換気口です。

この穴は、一部のハウスメーカーを除いて、今ではほとんど無くなって、パッキン材と言うものが使われています。

基礎と土台の間にパッキン材を入れて、その隙間で換気する工法で、いろんなメリットがあるのでご紹介します。

■木材を基礎コンクリートと絶縁

土台パッキン2

■換気効率アップ

土台パッキン1

■土台下のイメージ

キソパッキン

上記の他、基礎の途中に穴を開けることで、当然基礎の強度は低下し、耐震性も悪くなりますので、穴が無いに越したことはありません。

そもそも床下換気はなぜ必要かと言うと、一番は上記にあるような、木材を湿気から保護して、シロアリの発生を防ぐためですが、実は断熱性能にも大きく影響するんです。

床下の断熱材が湿気を吸って、本来の性能を発揮できなかったり、冬には湿った空気が冷えることで、室内の底冷えの原因になります。

たまに壁際に、物置やプランターなどを隙間なくたくさん置いている家を見かけますが、建物の寿命を縮めるだけじゃなく、普段の快適性も損なっているので注意しましょう。

もう置いてしまっている方は、壁から少し離して置き直せば、かなり改善されると思いますよ(^_^)/

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