北欧モダン住宅(28)

北欧モダン住宅(28)

建物の外観イメージを左右する大きな要素の一つが屋根ですが、屋根材を選ぶ時、何をポイントに選ぶでしょうか?

見た目、値段、耐久性、メンテナンス性、断熱性、重量。

どれも重要な事ですし、それぞれの家で優先順位は変わってくると思いますので、何が正解というのはありません。何を選ぶにしても、建て主の方が納得して選んだものならそれでOKだと思います。

ただ、なんとなく決めてしまって、後で後悔しても、屋根の葺き替えなんて、そうそうできませんので、よく考えた上で選ばれることをお勧めします。

いくつか代表的な屋根材を紹介しますので、参考になればと思います。

■まずはスレート系屋根材。(カラーベスト等が有名)

カラーベスト

値段はおそらく最もお値打ち(商品にもよりますが)です。重量も軽いので、耐震には有利。見た目もスッキリしているので、シンプルモダン系に合わせやすい。

難点は、割れやすい事。屋根の職人さんは当然承知で、気を付けて歩くので問題ないですが、建築後のアンテナ設置や、屋根のメンテナンス等、知らないで上を歩くと、割れる事もあります。割れても見た目にわかり辛いので、注意が必要。

それと、お値打ちな商品ほど、表面塗装の耐候性が劣るので、メンテナンス塗装が必要になります。

■次は、瓦屋根

006瓦

瓦にも色々な種類があるので、建物のイメージに合わせて選択可能です。日本では昔から和瓦で葺いた屋根が多いので、親しみがある方も多いでしょう。

焼き物なので耐久性が高く、ほぼメンテナンスフリー。厚さもあるので、他の材料に比べ断熱性能も高い。

難点はやはりその重さ。建物の最上部が重くなるのは、耐震にとって不利。最近は従来より軽い瓦もあるので、選ぶ時には軽めの商品を選択してほしいと思います。

それと、難点というわけではないですが、4寸勾配(約22°)程度以上の屋根勾配が必要なので、フラット屋根など、四角い外観にするのは難しい。

■次は木製屋根材

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あまり一般的な住宅に採用されることは少ないと思いますが、他の素材にない優しい質感が魅力です。

伝統建築には、杮葺き(こけらぶき)や桧皮葺き(ひわだぶき)など木材で屋根を葺く工法が古くからありました。自然素材にこだわりのある方はご採用ください。

やはりメンテナンスは欠かせないと思います。

■次は金属板葺き

002ガルバ立平

素材には、鋼板、ステンレス、アルミなど、種類はいくつかありますが、最も多いのは「ガルバリウム鋼板」という、アルミ・亜鉛合金めっき鋼板を素材にしたもの。

一般的な屋根材の中では最も重量が軽く、耐震に有利なので、弊社では標準仕様の屋根がこれです。

一枚で長尺物を制作できるので、緩勾配にも対応しやすく、スクエアな外観から三角屋根までデザインの幅が広い。

塗装の劣化に対してメンテナンスが必要になってくるが、自動車のように焼付塗装されているので、耐候性は高いといえます。

 

いかがでしょう、少しは参考になってでしょうか?

これ以外にも色んな屋根材がありますので、お気に入りの屋根材を見つけて下さいね(^_^)/

 

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